あの人が嫌い。
あの人の偉そうなところ、ハナにつくところ、威圧的なところ、おせっかいなところ、媚びたり弱々しくふるまうところや、いい人ぶったところが嫌いで、大嫌いで、ゆるせなくて!

実はそれって案外自分のことだったりします。

それってどういうこと?

心理の世界ではよく“投影”という言葉で表現されますが、自分の中で悪だとジャッジしていることだったり、禁止していること、抑圧していることを目の前の人のふるまいや目の前で起こっている問題を通して見ている状態を指しますが、あなたが見ているそれらは、実はあなた自身の中にあるものだったりします。

つまり、あなたが嫌っているのは、ゆるせないのは、目の前の人や問題ではなく、あなた自身のことだということ。

人を愛したければ、人とつながりたければ、まずは自分を赦(ゆる)すこと。
まずは自分を好きになること、自分を愛すること、清濁併せ持つ自分を嫌わず裁かず、そのままに認め、赦し、受け容れること。

自分と仲良くしてますか?

そのことはまた、あなたの自己重要感を育てる鍵であるとも言えるでしょう。