「不安」というのは際限のないものだと思うのです。
人間関係の不安、日々の生活への不安、将来への不安。
とても具体的で切迫したものから、漠然としたものまで、数え上げたらキリがないし、たぶん不安のない人なんていないと思います。
不安というのは、望まざる状況に陥ることへの恐れからの感情です。
では、それを克服するにはどうしたらいいのか?
正直なところ、これが正解、こうすれば大丈夫といえるようなものはありません。
でもこれだけは云えるのは、止まったらそこで不安は一気に現実のものへと変わるということ。
ようは行動あるのみ、動き続けるしかないということではないでしょうか?
とにかくどんなに無駄な抵抗であると感じても、とにかく今出来る最大限の抵抗を試みること。
ここで気をつけなくてはならないのは、やらなければいけないというマインドや思考で行動してはいけないということ。
「不安を不安で終わらせる」ために、とにかく今出来ることを悔いのないよう、知恵と力を絞り、意識を集中し、自ら不安と向き合う覚悟で精一杯やる。
たとえ可能性が限りなくゼロに近くても、それはまだゼロではありません。
行動するパワーには、自分はもちろん、人を、なにかを動かす可能性が秘められていると思うのです。
可能性がある限りとにかく動く、歩みを止めない、決して投げやりにならず、あきらめない、逃げない強い気持ちで行動し続けること。
不安に打ち勝つにはそれしかないと思うのです。
やらずに最悪の結果を迎えるのと、全力を尽くして天命を待つのでは、あなたのその後の人生に与える影響も大きく違ってくるはずです。
不安と向き合い行動し続ける力、それは自分を信じる力ともいえると思うのです。
不安と向き合えば向き合った分、乗り越えれば乗り越えた分、心もまた強くなってゆくものなのです。